Office用アプリをWindows Azure に配置する方法 4(SQL Azure編)
Office用アプリをWindows Azure に配置する方法(Apps for Office)
- Office用アプリをWindows Azure に配置する方法 1(Azure Web ロール編)
- Office用アプリをWindows Azure に配置する方法 2(SSL編)
- Office用アプリをWindows Azure に配置する方法 3(Office Web Apps編)
- Office用アプリをWindows Azure に配置する方法 4(SQL Azure編)
- Office用アプリをWindows Azure に配置する方法 5(IIS, ASP セッション管理)
- Office用アプリをWindows Azure に配置する方法 6(データベースバックアップ)
今回の課題
SQL Azure にデータベースを作成して [Office用アプリ]からアクセスします。
サンプルプログラム
サンプルプログラムは以下です。(保障等はしませんので、参考程度にしてください。)
作成手順
1. SQL Azure データベース作成と環境設定
以下のURLからWindows Azureの管理画面にログインします。
[SQLデータベース]を選択して[SQLデータベースを作成します。]
https://manage.windowsazure.com
照合順序はよく使う [Japanese_CI_AS]を今回は使用しました。
[地域]はWebロールと同じ場所の[東アジア]にしました。
しばらく待つと正常にデータベースが作成されます。
[この IP アドレス用に Windows Azure ファイアウォール ルールを設定する]
にすると自分のPCのアドレスが許可されます。
[ダッシュボード]の[使用できるIPアドレスの管理]で確認できます。
[現在のクライアントIPアドレス]で自分のPCのIPアドレスが入っているのが確認できます。これでSQL Azureへ自分のPCからアクセス可能となります。
[Windows Azureサービス]が[はい]ですと[Windows Azure][Webロール]等からアクセスできるようになります。
2. SQL Azure データベースにテーブルとデータを追加する。
[Microsoft SQL Server Data Tools]というローカルPCから操作できる高機能なツールは今回は使用せずに、
簡単にWeb画面から操作できる方法でテーブルとデータを追加してみます。
[SQLデータベースの設計]をクリックします。
[新しいテーブル]をクリックします。
テーブルを編集して[保存]をクリックします。
[クイックスタート]から[SQL データベースに対して Transact-SQL クエリを実行する]をクリックします。
SQL Insert文を入力して[実行]をクリックします。
成功するとデータが登録されます。
再度[SQLデータベースの設計]で[データ]を確認します。
プログラムから接続するために、接続文字列を取得しておきます。
[クイックスタート]から[ADO.Net、ODBC、PHP、および JDBC の SQL データベース接続文字列を表示する]をクリックします。
[ADO.NET]の[接続文字列]をコピーしておきます。
3. Visual Studioで[Office用アプリ]に、サーバサイドでSQL処理をするコードを追加する。
[Office用アプリ]のサンプルプログラムは”html”ですので、[DBTest.aspx]を新規で作成して、サーバサイドでSQLを取得するプログラムを実装します。
Manifestファイルを [aspx]にします。
4. [Office用アプリ]のテストをローカルExcelで行います。
デバック実行(F5)します。ボタンをクリックすると[SQL Azure]からデータを正常に取得します。
Windows Azure Webロールにアップロードしてテストするのは方法は前回までの記事と同じなので省略しておきます。
参考
- 10 行でズバリ!! [C#] クラウド上のリレーショナル データベース (SQL Azure) を利用する
http://code.msdn.microsoft.com/windowsazure/WindowsAzure-10line-e671bc01
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