概要
注意)2014/04/15日現在についての説明です。実際には、内容をMicrosoft Azureのサポート様に確認してください。
今回は、Microsoft Azureのライセンスと価格についてできるだけ簡単に説明しようと思います。
Microsoft Azureの機能・価格の詳細はこちらから。
http://azure.microsoft.com/ja-jp/solutions/
仮想マシンに関するよくよせされる質問は以下のURL(ライセンスに関連した話が多い)
http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/virtual-machines/
特徴
- Azureは世界中に10のデータセンター(東京、大阪含む)の好きな場所で日本円(クレジットカード)で好きな時間/容量/インスタンス数/ベースの課金でレンタルできる。
ストレージの冗長化(場所)が可能でディザスターリカバリーにも使えそうです。
クレジットカードが嫌なら、販売代理店でボリュームライセンス契約で年次でプリペイドで、四半期毎に、超過分を支払うこともできます。 - AzureのデータセンターとIPSecでVPNにてインターネットを使ってセキュアに接続することもできます。
- ライセンス(OS, CAL)もWindows 2008,2012等すでに用意されているものはコンピューティング料金に含まれているので購入する必要がない。
- データストレージは激安約11円/G~
- サーバ(Windowsライセンス、CAL込み or Linux ) 2.43円/時間~
- SQL Server 509円/100MB~
SQL Serverは冗長化されています。たまに、接続SQLサーバが変わるので、コネクションをリトライするプログラムが必要です。
例).NETの場合「DbConfiguration」のコンストラクターに追加「SetExecutionStrategy(“SqlAzureExecutionStrategy”, () => new SqlAzureExecutionStrategy());」
参考文献) Entity Framework 6 と SQL Azure をうまく使う、たったひとつの冴えたやりかた - Webサーバ(IIS)は無料のものもあります、有料のもは、簡単に冗長化できます。
Webサーバの冗長化した場合、Webサーバは変わるので、Webのセッション変数は考えて作る必要があります。
参考文献)[Windows Azure Platform編]セッションの一貫性を確保する
わたしがよく使うバターン別に説明します。
[PaaS (Webサイト/Webサービスの構築)]
[PaaS パターン] – 1.無料でWordpressのサイトを構築したい。
[新規]-[Webサイト]-[ギャラリー]とすると以下のように簡単にWordPressやその他のイメージ(EC Cube, CakePHP)がインストールできます。
MySQLデータベースも自動的に作成されます。(Azureダウンロード転送量1日165MB, DBは20Mまで無料で使用できます。)
※カスタムドメイン(自分の好きなドメイン)にするには有料のものを使わないといけない。
※SSLはAzureのドメインなら無料、カスタムなら有料Webサイトを選ぶ必要があります。
詳細はこちら
http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/web-sites/
[PaaS パターン] – 2.Visual Studioで作成した、ASP.NETをAzureに配置したい。
[新規]-[Webサイト]-[簡易作成]でサイトを作成しておき。
そのサイトの[ダッシュボード]から[発行プロファイルのダウンロード]を行います。
Visual Studioで発行をするときに、発行プロファイルをインポートすると、Azureに発行できるようになります。
[PaaS パターン] – 3. Apache/Tomcat/PHP/Node.JS等のオープン系のサーバを準備したい。
また今度ブログします。
[PaaS パターン] – 4.有料で負荷分散されたWebサーバを構築したい。
また今度ブログします。
[PaaS パターン] – 5.本格的にファイアーウォール、ロードバランサー、自動復旧機能のあるWebサイトを作りたい。
クラウドサービスというのは簡単に表現すると複数の仮想マシンをまとめる機能である。
どうやってまとめるかというと、ロードバランサー仮想マシンの間に挿入され、仮想マシンがロードバランシングされます。
、.NET/Java/Node.js/Python/PHP/Rubyの言語に対応しているとのこと。
具体的にVisual Studioでクラウドサービスを使う場合は以下のようにすればVisaul Studioで発行できます、また自動的にクラウドサービス上に仮想サーバが構築されます。
Office用アプリをWindows Azure に配置する方法(Apps for Office)
- Office用アプリをWindows Azure に配置する方法 1(Azure Web ロール編)
- Office用アプリをWindows Azure に配置する方法 2(SSL編)
- Office用アプリをWindows Azure に配置する方法 3(Office Web Apps編)
- Office用アプリをWindows Azure に配置する方法 4(SQL Azure編)
- Office用アプリをWindows Azure に配置する方法 5(IIS, ASP セッション管理)
- Office用アプリをWindows Azure に配置する方法 6(データベースバックアップ)
[IaaS機能 (仮想環境上に、Windows/Linux 等のOSをインストール)]
[IaaS パターン] – 1.社内のWindows ファイルサーバをAzureに設置しよう。
ライセンス(OS, CAL)については、ギャラリーにあるものは、仮想マシンの時間課金に含まれています。
※OSの例Windows 2008, Windows2012等
※RDS ではサーバーに接続するクライアント側にもアクセスライセンスが必要となります。今後、RDS サブスクライバー アクセス ライセンス (SALs: Subscriber Access Licenses) を購入いただくことにより、Windows Azure 上で稼働している (サーバー管理 / メンテナンス目的ではなく、第三者に提供される) サービスに RDS を通じてアクセスすることが可能になります。
参考文献) Windows Azure 仮想マシンでリモートデスクトップサービスが利用可能に
[新規]-[仮想マシン]-[簡易作成]で仮想マシンを以下のように作成します。
当然ながら、仮想マシンと、ストレージ(ページBLOB)が作成されます。
そのストレージの中にOSがインストールされます。仮想マシンはAzureの管理画面から止めると課金はされませんが、ストレージは当然ながら、仮想マシンが止まっていても、容量で課金されます。
さらに、Azureの管理画面からとめずに、リモートデスクトップからshutdownしても、仮想サーバは動いていますので課金されます。(未確認)
以下のように仮想サーバとストレージ(ページBLOB)が作成される。
仮想マシン
ストレージ
以下のようにOSやSharePoint込みの仮想ハードディスクのイメージもたくさん用意されています。(Windows 2012/Windows Server2008)
インターネットから接続をしたい場合は以下のようにエンドポイントにポートを開けてアクセスできるようにします。
標準でPowerShell, Remote Desktop のポートはオープンしています。
インターネット回線で安全にVPN(IPSec)でAzureと拠点(Router)を接続したい場合は以下のようにRouterとAzureに設定する。
Yamahaのルータの場合
VPNのAzure接続料金
- 接続時間あたり ¥5.10 (約 ¥3,795/月)
- 仮想ネットワークの料金詳細
[IaaS パターン] – 2. SharePointをAzureに設置しよう。
ライセンス
- 以下のようにボリュームライセンスで購入したライセンスを所持している場合には、特典のソフトウェア アシュアランスのライセンスモビリティ特典により、AzureにSharePointを導入できるみたいです。また特典があれば、社内(On-premise)の既にある、Windows OS+SharePointのサーバのイメージをAzureに転送して使用することも可能だそうです。逆にAzure->社内(On-premise)にも可能なようです。
- OSについては、Azureの仮想マシンの場合は、コンピューティング料金に含まれるようです。(実際にはMicrosoft様にお問い合わせ下さい)
- マイクロソフト ボリューム ライセンスのソフトウェア アシュアランス
- http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/virtual-machines/
- 既に SharePoint ライセンスを取得済みです。そのライセンスを Azure で使用できますか。
場合によります。ライセンスを使用できる可能性があるのは、ソフトウェア アシュアランスのライセンス モビリティの要件を満たす場合か、SPLA ライセンスを持っている場合です。
[ストレージ機能]
[ストレージ パターン] – 1. 東京、大阪で冗長化したい。
ジオ(主要地域)冗長でストレージをつくります。(Geo 冗長ストレージ (GRS))
料金は以下の合計
- 容量の料金は 例)11円/1G
- 転送量(Azureからのダウンロードのみ課金) 5Gまで無料, 12円/1G~
データ転送の料金詳細 - ストレージトランザクション(読み取り、書き込み操作) 0.51円/100,0000トランザクション
- アクセス方法はhttpでアクセスするか
- http(s)://<アカウント>.blob.core.windows.net/<コンテナ>/<BLOB>
- Visual Studioでアクセスするか、
- また、以下で紹介されている専用ソフトでもアクセスできます。
ストレージ パターン2. 東京、海外で冗長化したい。
また今度ブログします。
[データベース機能]
[データベース機能] – パターン1. SQL Server
また今度ブログします。
[データベース機能] – パターン2. Oracleを使いたい。(データベースライセンス込みのOracleがあります)
また今度ブログします。
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